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自転車で世界一周した父が、家族のために気軽なアウトドアに奔走します。

海外ツーリングで気を付けるべき宿探しのポイント

今日は自転車旅における宿探しのポイントを振り返ります。

 

 

そもそも宿にする?野宿にする?決め方の基準

まずそもそもですが、

海外ツーリングでの宿にするか野宿にするかというのは、

私の場合は治安と物価によって決めていました。

 

私の肌感覚ですが、治安があまりよくない国は物価が安い傾向にあり

必然的に宿を繋いで走ろうと決めていました。

 

私の宿の支払いの目安は1000円ほどです。

例えば大体安宿が1泊1000円の国であれば、

毎日宿に泊まりますし、

 

1泊3000円ほどするような国では、3日に一回は宿に泊まるようにして、

一日の宿の平均が大体1000円となるようにと考えてプランニングしていました。

 

野宿しやすく物価が高いヨーロッパでは、基本野宿でつないで、

たまにホステルに連泊して町を楽しんだりしていました。

 

逆に中米などは治安と物価の安さから殆ど野宿はせずに宿に泊まっています。

 

 

海外ツーリングで気を付けるべき宿探しのポイント

それでは、「今日は宿に決めた!」となった時、

どのようなポイントに気を付けて宿を選んでいたのかご紹介します。

 

 

自転車を宿の中に入れられるか?

まずは絶対条件です。

部屋の中に入れさせてもらうのがベストですが、

宿の建物の中ならOKとしていました。

 

稀に敷地内だけど外においてくれと言われる事があり、

その場合は泊まりませんでした。

(中庭はOK)

 

荷物と自転車を持って上がるので、1泊であれば3階まで。数日滞在するのであれば5階と窯で頑張って運んだこともありました。

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そういった意味からも、

モーテルタイプの宿が見つかると

荷物を外すことなく直接部屋に自転車ごと入れられるので、嬉しかったですね。

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板ガラスのルーバー窓は簡単に取り外せる

ハンドルを回して数枚の板ガラスを動かして開閉する窓を

ルーバー窓と言うらしいのですが、

古いタイプのルーバー窓は、少しでも開いた状態であれば、

外からでも工具なしでも簡単に取り外せます。

実際に中米で友人がこの方法で盗難の被害に遭いました。

換気の為にすこしだけ窓をあけて外出したそうですが、

見事に数枚の板ガラスが抜かれ、上半身だけ突っ込んで取れる荷物を

盗られたそうです。

 

ルーバー窓の宿に泊まるなと言っているわけではありませんが、

お気を付けください。

 

 

アフリカ東部から南部にかけてのエリアが宿のロークオリティ・ハイプライスがエグイ

これには結構苦戦しました。

地元の人が良く使う食堂やスーパーは、アフリカの一般的な価格なのですが、

何故か宿代だけ、

ボロボロの安宿で平気で25ドルとか言ってきます。

基本的にアフリカは野宿で繋いでいたのですが、

どうしても首都などは宿で泊まるため、事前にホステルを調べていないと

とても痛い目に遭いました。

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私の走行した地域では、モザンビークジンバブエボツワナザンビアなどです。

 

逆にナミビア南アフリカも宿代は高いですが、

クオリティも高いので、納得して泊まることが出来ます。

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ナミビアの1泊約2600円の宿。クオリティが高い

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クーラー・ガスシャワー・冷蔵庫・清潔な宿。



 

 

中南米では電気シャワーに気を付けて

中南米あるあるなのですが

中南米ではシャワーヘッドに器具を取り付けて、

器具の中に入っている電熱コイルで温水を作り出す

電気シャワーが多いのですが、

 

漏電しているのか、

シャワーを使おうとノブを触ると、

ビリッと結構な確率で痺れます。

 

結構な恐怖です。ノブを直接触れないようにタオルをかませるとか

いろいろ対策が必要です。

 

タンクシャワーにも気を付けて

これもよく見るタイプなのですが、

屋根の上にお湯を作る用のタンクがあり、

一旦タンクに水がためられて、電気で温めてお湯を作るという

システムの宿があります。

 

一人目が熱々のシャワーを浴びれていたので

期待して入ったら、

もうタンクのお湯がなくなっており、水しか出なかった

なんてこともよくあります。

 

 

中米では宿を指すスペイン語が多い

通常スペイン語圏では

HOTEL・HOSTAL・HOSPEDAJE

などと表記しているのですが、

中米では更に

CABINAS・POSADA・RESIDENCIAL

などがあります。

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知っていればなんてことないですが、知らないと大変です。

 

一度夕方町で宿が見つからず探し回った末に

地元の人に

「この辺で宿は無いの?」

と聞いたところ、とても不思議そうな顔をされて

「目の前にあるじゃん」

と言われました。

 

宿のカギを信頼しない

 特に南京錠を渡されて施錠するタイプの安宿は、

必ず自前の南京錠を使っていました。

安い南京錠は簡単に開いてしまうからです。

 

また差し込み式のカギであっても、

南京錠が使えそうであれば、南京錠も一緒に併用していました。

 

そもそも泥棒宿ではないか?

海外には泥棒宿と言う泊まると高確率で

盗難に遭ってしまうという

恐ろしい宿もあります。

 

泥棒宿と分かっているのに泊まるわけないじゃんと

思われるかもしれませんが、

 

立地の良さと値段の安さから旅人が集まります。

 

私も泥棒宿と知りながら安さに釣られて泊まったことは

ありますが、おすすめは出来ません。

 

私は被害はありませんでしたが、滞在中も毎日の様に荷物が盗難に遭ったと

いう人は絶えませんでした。

 

 

値切るよりも宿の人との信頼関係を

 私はあまり激しく値段交渉はしませんでした。

もちろん高ければ、「少しまけて」と

お願いすることはよくありましたが、

それよりも宿の人との信頼関係を作ることを優先していました。

 

気休めですが、盗難対策です。

 

 

以上が

私が気をつけていた宿探しのポイントになります。

 

 

 

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