こんにちは。ひるまです。
前回フレームが折れて、溶接するまでの流れを
書かせていただきました。
それではいよいよ自走してみます。
フレームが折れて溶接した自転車は、どこまで走れるのか!?レビュー
まずは溶接してから宿に空荷で走りました。
第一印象としては、全く折れる前と変わらない。
というのがまずありました。
まぁ空荷ですからね。
問題は負荷のかかる60キロの荷物を積んでからです。
溶接したフルパッキング自転車でエチオピア520キロ
東京ー大阪間が約500キロなのでもちろん意識していませんが、
いい指標になりました。
ここが走れれば、もし日本でフレームが折れたとしても
溶接できれば、なんとか主要都市までは全く問題なく
辿り着けるという結論になります。
実際の乗り心地としては、
もともとたわみが大きい自転車という事もあり、
実感としては全く乗り心地は、フレームが折れる前と
変わりませんでした。
あんな「とりあえず溶接したぜ」感の溶接でも
全く問題なかったことにとても驚きました。
ちなみにエチオピアの幹線道路は、ほぼ舗装路です。
もちろん日本に比べればかなりデコボコしているので、
速度にはかなり気を使いながらの走行となりました。
特にフレームのトラブルも
そこから派生するであろうパーツのトラブルも
特にないまま無事に首都アジスアベバに到着することが出来ました。
溶接したフルパッキング自転車で日本走行1500キロ
無事にエチオピアを走り切ることが出来たわけですが、
下記の理由により自転車を新調することにしました。
- まだ世界一周の半分が残っている事
- 道が悪い国、オフロードの地域の走行予定があった事
- 最強と言われているLHTに乗りたかった
一年間の一時帰国であったために、自転車を新調してる合間に
夏の北海道を自転車で走ろうとなりました。
走る自転車はもちろん溶接したケルビムです。
道路が綺麗で冷静になっている日本では
エチオピアでは感じられなかった症状を感じました。
まずたわみが明らかに増しているという事です。
ブレーキに擦れるとか、実際に困る事はありませんでしたが、
確実に溶接個所に負担が掛かっているなという印象でした。
それはいまにもバラバラになりそうなほどたわんでいる
という感じでした。
溶接する場所を探すのは日本では難しい
そもそも私が溶接したケルビムで日本を走ったのは、
意思疎通が完璧に出来る日本であれば、
例えフレームが再び折れたとしても簡単に溶接してもらえるだろう
という事でした。
しかし、日本ってどこで溶接してもらうんですかね。
車の整備工場も日々の業務で忙しそうだし、そもそも飛び込みで
自転車の溶接なんてしてくれるのでしょうか。
わかりません。
溶接に関しては海外の方がやってもらいやすい雰囲気がありました。
しかしながら幸運にも
北海道ツーリング1500キロにも問題なく耐えてくれました。
溶接した自転車で2000キロ走れました
結局エチオピアと日本を合わせて溶接した自転車で
2000キロ走ることが出来ました。
これを多いと取るか少ないと取るかは個人差があるとは思いますが、
私は、2000キロも良く走ってくれたなという印象です。
日本縦断の最短が2700キロと言われていますので、
もし日本で折れたとしても、大半のゴールには辿り着く計算です。
まとめ
フレームが折れて溶接した自転車でも2000キロは走る事が出来ました。
日本では溶接してくれる場所を探すのは困難かもしれませんが、
恐らく必死になり人を頼れば必ず溶接できるところは見つかります。
そして私が受けたよりももっと綺麗に溶接してくれると思います。
そう考えると、旅の終盤であれば走り切れる可能性が非常に高くなります。
2000キロ走れると思うだけで、選択肢は広がりますよね。
ただ、あくまで溶接した自転車は応急処置と考えるのが
妥当なのではないかと個人的には思います。
走れますが、かなり気を使います。
不安要素は極力ない方が旅は楽しいですものね。
あまり参考ならないレビューですが、
ご参考までに。