こんにちは。ひるまです。
今日は世界一周のお金について振り返ってみます。
私は一時帰国を含めて7年間。走行では6年間海外で旅をしていました。
今日は6年間で使った旅の資金を公開いたします。
自転車世界一周っていくら必要?
引っ張っても仕方がないので、
結論から先に言います。
自転車と装備品、保険料を除く海外で使った旅費が
6年で約
600万円弱です
金額だけ見ると、結構な金額ですよね。
どのように貯めたか?どのように使ったか説明していきます。
どうやって貯めた?
大学卒業時に世界一周の出発は4年後だと決めました。
目標資金は600万。
当時新卒で入った会社は自転車屋。
給料は一般の大卒の新卒の平均月収程。全国転勤がある会社だったので、
家賃補助が半額出ました。
5万円の家を契約したので、実質家賃は2万5千円。
最低でも1カ月10万円は貯めようと決めました。
ボーナスも年2回15万円つづ貯金をして
年間150万円を貯金しました。
そんなに貯めておくなら少しでも投資に回しておけばとも今なら思いますが、
当時はそんなことは全く頭にありませんでした。
やっていたのは、貯金と、会社の持ち株くらい
持ち株も人事に影響があるとかないとか聞いたので、少額だけやっていました。
しかし社会人時代の当時、幸か不幸か彼女がいなかったため、
比較的貯金は貯まりやすい傾向にありました。
休日はランニングをしたりサイクリングに出かけたりと、お金より体をつかう
趣味にシフトして、
月に1~2回友人に会って遊ぶ程度で、
貯金のノルマは確実に達成していきました。
600万円の使いみちは?
もちろん600万円貯めたと言っても、全て持っていくわけではありません。
自転車、装備、保険諸々で100万円程度は使い、
純粋な旅の資金としては約500万でした。
当時は6年計画ではなく、なんとなく4年くらい行ってこようと思っていたので、
500万あれば十分な金額だと思っていました。
旅中の1日の平均出費は?
よく、ヨーロッパなどの先進国はお金がかかりそうと
言われるのですが、
自転車旅の場合一概にそうとも言えません。
ヨーロッパは確かに高いですが、
自炊と野宿がメインとなるので、
スーパーで買い出しして野宿をする分には
ヨーロッパはかなりリーズナブルに旅で出来ると言えます。
お酒が安いのもヨーロッパは嬉しいですね。
ワイン0.95ユーロ
ビール0.22ユーロ。
スペインなどでは水よりもビールの方が安いなんてこともあるくらいでした。
逆に物価が安い国は
ほぼ毎日宿に泊まり食堂で食べます。
町に居ればビールも飲むしお菓子も食べるしで、物価の安い国ほど
意外と消費が多くなったりします。
その為、平均すると1日の出費額は世界のどこにいても
あまり変わることなく
大体1000円から2000円程度
と言うのを目安にしていました。
ヨーロッパでは3~4泊野宿したら、
2000円のホステルに2泊するなどとしてバランスを取っていました。
1年間にいくら使った?
あまり意識していたわけではないので、ザックリになりますが、
大体1年間100万円ほど使っていました。
1日2000円×30日=6万円
6万円×12ヶ月=80万円
と考えると、その他の出費を考えるとやはり年間100万円くらいに
なると思います。
旅行中は節約していた?
物価の高い国以外では、節約にはあまり意識していませんでした。
と言ってもベースが貧乏旅行としているので、
基本的には贅沢はしていません。
贅沢はしていませんが、比較的使う方だと思います。
「ビール代をケチるなら自転車旅やってるいみないわ」
くらいの気持ちでした。
これはちょっと言い過ぎですが、
実際、日々の走行の疲れを癒してくれる町では、
好きなものを食べて飲んで英気を養わないと、次の町に
進む活力が持てませんでした。
野宿生活になれば、お金は使いたくても使えないので、町にいる時くらいは
節約はあまり意識しないで使っていました。
パタゴニアではお金で物が買えることが嬉しかった
いくら食料や水が欲しくても、店が無いのでは買えません。
パタゴニアは物価が高いのですが、
無人地帯の600キロを走り終えた最初の商店で
物価が高いパタゴニアで値段も聞かずに、
好きなものを好きなだけ買い込みました。
ラッパ飲みした2リットルのコカ・コーラを飲んだ時、
その文明の味に無意識に涙がこぼれました。
使ったお金は約1000円。恐らくアルゼンチンの一般的なスーパーで買えば
恐らく半額以下で買える値段でした。
ただ私はこの金額を高いとは全く思わず、ただただお金を使って物が買えるのが
嬉しいとおもえる世界でした。
旅行先で稼いでいた?
私の場合は消費する一方でした。
今ではSNSでマネタイズして稼ぐなんて事も出来ますが、
当時は雑誌に記事を寄稿したり、日本人宿の管理人をする
などが一般的でしたが、どちらもお小遣い程度の稼ぎでした。
もちろん、上手に稼いでいる人はいましたが、
私はそんな感じでした。
一時帰国で+100万円の旅費を捻出
一時帰国をした際に、プラス100万円の旅費を捻出しました。
まぁこれは完全に実家のお世話になった事がおおきかったのですが。
バイトで80万円ほど稼ぎ、
社会人時代の持ち株が値上がりしていたので売却。
70万円ほどの利益を得ました。
合計150万のうち自転車と保険で50万使い
100万円を旅費にあてました。
自転車は交通費が安い?
よくバックパッカーの旅人からこういわれます。
「バス代が掛からないと節約になっていいですね」
違います。
目的地へ着くという目的だけならバスの方が全然コスパいいです。
特に夏場なんて自転車はめちゃめちゃ燃費悪いです。
数キロおきに冷たいジュースに惹かれて、
お菓子買って、ご飯を大盛食べてと。。。。
よほどバスの方がコスパいいですね。
まとめ
一番最初に述べた通り、トータルで600万円ほど使いました。
600万と言う金額
高いと思います?安いと思いますか?
金額だけ見たらもちろん高いですよね。
多くの人が「600万円なんて払えない」と言うと思います。
ですが、日本の生活費を考えたら年間100万円で暮らすのって
かなり厳しくないですか?
家賃が月5万だとしてもそれだけで年60万ですものね。
そう考えると、一概に高いとも言えないですよね。
そんな自転車旅の資金にまつわる話をさせて頂きました。