こんにちは。
昼間です。
今日は海外旅行に行けない今だからこそ、お伝えする各国の魅力です。
格安でヨットクルーズが楽しめる国
私の旅のスタイルは自転車で旅で、
そこまでカツカツに節約を意識した旅ではありませんでしたが、
当然贅沢なことは殆どしていませんでした。
その旅の中で、振り返るとあれは贅沢だったなぁという時間が、
中米のパナマから南米のコロンビアまでヨットで渡った
カリブ海ヨットクルーズです。
中米と南米は陸続きだけど道がない
まずどうして自転車旅の私がヨットに乗っているのか?
それは中米と南米の細い陸続きのところは、
ダリエンギャップと呼ばれる地域で、
深いジャングルとゲリラの巣窟の為、道がありません。
その為、中米から南米に行くためには
飛行機、フェリー、ヨットの3択になります。
飛行機、フェリー、ヨットどれを使う?
フェリーは就航してたりしていなかったりと不安定。
ちなみに私が走行した2010年当時は就航していませんでした。
となると、飛行機かヨットになります。
金額は2010年当時
- 飛行機が約200ドル。
- ヨットが300ドル~400ドル程(3泊4日食事つき)
飛行機のメリット
この金額であれば、間違いなく楽なのは飛行機ですよね。
ネットでチケットを取って飛行場に向かえば、それでたった数時間で快適に大陸を渡れます。
ヨットのメリット
一方ヨットは、
ヨットの船長と交渉する手間と、3泊4日ほどの時間がかかります。
「移動」という観点で見ると
間違いなく飛行機の方が楽ですが、
「移動」+「ヨットクルーズ」と考えると、
移動費で飛行機でも200ドルかかるので、それを相殺するとヨットでも足が出るのは
200ドル程。
更に3泊4日の宿代と食費を1日3000円と考えても、
実質100ドル以下で、カリブ海ヨットクルーズが楽しめると言えます。
ヨットクルーズの魅力
サンゴ礁で出来たヤシの木が生えた小さなイメージ通りの南の島の無人島
朝、照り付ける太陽で暑くなったキャビンを抜けだし、
そのまま透き通る海に飛び込む。
真っ白い砂浜のプライベートビーチならぬプライベートアイランドで
心行くまで泳いだら、ビールとラムを飲みながら夕方涼しくなった
デッキで真っ赤に染まる海上の夕陽を楽しむ。
月明かりがヤシの木のシルエットをはっきりと映し出し、
白い砂浜とどこまでも透明でブルーの海は、
まるでそれ自体が発光しているかのように美しく、
妖しく神秘的に照らし出している。
沖に浮かむヨットでは、無人島に優しく打ち寄せる波をBGMに星を仰ぎながら横になる。静かな海はまるで揺り籠で優しく揺られているかのようでした。
物凄く良くないですか?
普通に400ドルでも安いくらいなのに、大陸も移動できるって。
ヨットの乗り方
では、なぜこんなに格安なのか?
それは、ヨット所有の欧米人がカリブ海を満喫するついでに、
旅人を乗せてあげて、お小遣い稼ぎをしているというわけです。
そしてそのヨット情報は現地のホステルに集まってきます。
レセプション脇のボードに出航日時、募集定員、費用などが書きだされます。
シーズンによるりますが、毎日~週1本くらいの運行頻度らしいです。
そこで自分の希望に合ったヨットをレセプションに伝え申し込みます。
出来るだけと船長と直接会い,船の設備や日数、
寄港地などを確認しておきましょう。
サイクリストは当然自転車が積めるかどうかも確認します。
出入国の際に船長にパスポートを預けて手続きをお願いするので、
船長が信頼できる人物かどうかも見極めます。
ヨットのデメリット
ここまでヨットの素晴らしさをお伝えしてきましたが、
残念ながらデメリットもあります。
ヨットの当たり外れが極端に酷いんです。
ヨットを選んだ人の感想は「最悪」!!と言う人もいれば、
私の様に「最高!!」と言う人もいるくらい極端でした。
それは船長の性格や船の設備だったり、
海の時化具合や出される食事の質や同乗の客のわがままだったり、
それはもう重なるときは、とんだ船旅になるらしいんですよね。
格安には格安の理由がある訳ですね。
まとめ
ヨットの当たり外れは激しいものの、
素晴らしいカリブ海をヨットでクルージング出来ることには
変わりありません。
コロナ禍でなかなか海外旅行が難しいですが、
将来の中南米にお出かけの際の参考にしてもらえてたら嬉しいです。
その際は最新の情報を仕入れる様にしてください。
2010年当時の情報なのであくまでご参考までに。