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自転車で世界一周した父が、家族のために気軽なアウトドアに奔走します。

自転車旅がお勧めの国。トルコ

こんにちは。ひるまです。

今日は自転車旅にお勧めの国をご紹介します。

 

 

 

自転車旅にお勧めの国トルコ

以前初めての自転車旅ならアメリカがお勧めですと書かせていただきましたが、

正直トルコとアメリカを迷ったくらいトルコもお勧めです。

 

イスタンブールからの脱出はフェリーを使える

まず自転車旅で何が一番嫌かと言うと、

首都や大都市を走り抜けることです。

日本から飛行機で自転車旅を始めようとすると、スタートは殆どが

大都市からの走行になります。

 

いきなり右も左もわからない海外を自転車で走りましょうなんて

思っただけでも嫌になりますよね。

 

トルコから自転車旅をスタートしようとすると、

もっともイスタンブールがアクセスがいいかと思います、

イスタンブールはとても魅力的な町ですが例にもれず、大都市です。

 

だけど、イスタンブールには抜け道があります。

市街地のすぐ近くから、イスタンブールの南に広がるマルマラ海を渡るフェリーが出ているんですよ。

よくサイクリストが利用するのかとてもスムーズに利用することが出来ます。

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綺麗でシステマチックで驚くことにほぼ定時運行しているようでした。

もちろんフルパッキングの自転車のままフェリーに積むことが出来ます

私もこのフェリーを使い対岸の町まで行き走り出しました。

港を出るとすぐに幹線道路が延びているので、道に迷う心配もないし、

イスタンブールよりも交通量が圧倒的に少ないのでとてもお勧めです。

 

 

世界遺産が軒を連ねる

文明の交差点と呼ばれるイスタンブール歴史地区や、

エフェソスなどのローマ時代の古代遺跡たち

更には石灰岩の温泉の棚田のパムッカレ、

奇岩が続くカッパドキアなど世界的な観光地が軒を連ねています。

 

世界遺産バックパック旅でも簡単に行けますが、

やはり自転車旅でも旅のルートを決める大きな指針になります。

 

特にカッパドキア走行は別の惑星を旅しているような感覚になります。

 

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親日家トルコ

何より親日家でサイクリストにとても優しいんですよね。

トルコと言えばチャイ文化が深く浸透しており

地元の人は1日何杯もチャイを飲むし、私も1日何杯もチャイを飲みました。

だけど、自分でお金を払って飲んだ記憶は殆どないんですよ。

自転車で道を尋ねると、とりあえずチャイでもと振る舞われるし、

商店で休憩していると、どこからともなくオジサンが

ニコニコしながらチャイを持ってきてくれました。

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ご飯の差し入れも本当に沢山頂いた。

観光地以外では英語があまり通じないトルコで

コミュニケーションを取るのは大変ですが、

チャイを片手にニコニコと本当に親切に接してくれるのが、

本当に心地よく有難い国です。

 

 

本場の味を日本でも

 

日本に馴染みの薄いイスラム教に触れられる。

トルコはイスラム教の国です。

日本人の馴染みの薄いイスラム教に触れる国でとても興味深いですよ。

モスク見学や礼拝。

1日5回モスクから流れる礼拝を告げるアザーンは、

イスラム圏にいるんだと実感できてとても聞き心地が良くなってきます。

 

といってもイランの様にツーリストにもイスラムの教えを守ってもらう言う様な

スタンスではなく、割と自由に旅が出来ます。

服装も半袖短パンなども大丈夫ですし、イスラム教徒の断食ラマダンでも

旅行者にも強制的に求めるものはありません。

ビールなど酒類も酒税が高いですが、普通にスーパーで売っているような国です。

 

服装は半袖でも大丈夫ですが、薄い羽織を持ってモスク見学の時は

羽織るなどの最低限のイスラムのマナーは必要です。

 

 

1つの国で趣向の異なる経験や季節を体験できる

トルコはその土地土地で全く性質が異なるんので、走っていて楽しいです。

地方の小さな静かな農村でもモスクがあるのも味わい深いし、

地中海に出ればトルコのイメージを覆すリゾート気分を味わうことも出来きます。

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地中海では春の様な気候でも、一歩内陸の山岳部に足を踏み入れると雪が残るなど、

1つの国で趣向の異なる経験や季節を体験できるのも大きな魅力です。

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補給もしやすく田舎道も面白い

幹線道路は非常に走りやすく、

スーパーやコンビニが併設されたガソリンスタンドも沢山あるので、

補給は全く心配いりません。

興味に合わせ好きな目的地を選んで走ればいいと思いますが、

やはりお薦めは幹線道路から外れた地元の道路です。

地図上に頼りなく引かれた細いルートを信じて進むと

案の定に標識もなく通る車も極端に少ないので不安に駆られるますが、

トルコの人たちの優しさを更に感じられて、通り過ぎる村の素朴さと、

その村にあるこじんまりしていても立派なモスクの対比が

堪らなく旅行情緒を盛り上げてくれます。

 

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ガソリンスタンドでもテントを張らせてもらえる

あまり大きな声で言う事ではありませんが、

トルコでは、ガソリンスタンドでもテントを張らせてもらえることが出来ました。

郊外であれば野宿はしやすい国ですが、

やはり町の近くだとなかなかいい場所が見つからない事もしばしばですので、

ガソリンスタンドで張らせてもらえるという事は非常に有難いんです。

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海外ツーリングの定番とも思えるガソリンスタンドでのテントですが、

実はそれほど気軽に張らせてくれる国は多くないんですよ。

まぁそれはそうだと思うので、あえてガソリンスタンドを目指す国は少ないんですよ。

 

だけどトルコは3ヶ月走行して断られたのは数回しかない位、受け入れてくれました。

ガソリンスタンドで常に人の目につくところに張れるので、

襲われる心配も少ないし、併設のコンビニでなんでも手に入るし、

なにより水やトイレを使わせてもらえるというのが本当に有難い限りです。

 

 

 

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