こんにちは。ひるまです。
今日は自転車世界一周で使ったアウトドアギアのご紹介です。
浄水器MSR ミニワークスEX
それはMSR社のミニワークスEXという浄水器です。
日本だと水がきれいだし、そこら中に蛇口あるし、
山だとそのまま湧水飲めるしで、あまり選択肢に浄水器ってありませんよね。
だけど、自転車旅ではとても重宝します。
川の水をろ過して、飲み水に出来るからです。
どんな時に使うもの?
パタゴニアやパミールやユーコン河の川下りなどの、本当に人がいない無人地帯を
何日も走らなければならない時、
持っていく水の量は限られているので、非常に厳しくなります。
そこで、このミニワークスEXを使えば
川の水をろ過して飲み水に出来るので、地図を見て川が流れているような
場所では飲み水が確保できるという安心感は物凄くありました。
ですが、長い無人地帯と言うのはそう多くありません。
大体走行するところは人が住んでいますよね。
そうなるとあまり使わないかと思いきやそうではありません。
水道の水をろ過して、ペットボトルの節約に
意外かもしれませんが、世界中には水道水をそのまま飲める国は
結構あるのですが、
その反対に飲めない国も沢山あります。
そういう国では当然ミネラルウオーターを買う必要があるのですが、
毎回買っているとかなりコストがかかります。
私は水道水もろ過して飲み水に変えて節約していました。
MSR ミニワークスEX。ココが凄い
MSR全体に言えることなのですが、
MSRの特徴は、アウトドアでも簡単にバラバラに分解出来て
メンテナンスやクリーニングがとても簡単で楽なんです。
更に、このミニワークスEXは
工具を使わないで、細部まで分解できます。
凄いですよね。
トラブルがあってもすぐにその場で解決です。
フィルター掃除が楽
浄水器の心臓部にあたるフィルターがこれです。
簡単に取り外し出来ます。
ろ過をしていると、このフィルターに不純物が目詰まりをして
ろ過の性能が落ちてしまいます。
そこで、不純物や汚れをハード系の不織布スポンジで
擦る様に洗い落とすと、簡単に綺麗になり
ろ過の性能が戻ります。
フィルター交換も一目瞭然
ろ過してはフィルターを削るので、段々とフィルターは小さくなります。
そこで、この付属のパーツを使えば使用限界が一目でわかります。
このパーツがスッと奥まで入ったら要交換です。
全ての不純物を取り除けるわけではありません。
高濃度の化学物質や重金属の汚染は除去出来ません。
鉱山の選鉱蓄積池や大規模農園の近くの水源は避けましょう。(メーカーHPより)
とあります。
これだけ頭に入れておけば後はどこでもろ過してもいいという事ですね。
使用上の注意点
レバーを押したりして引いたりしてろ過するのですが、
それが結構な重労働です。
結構な負荷がかかります。
もちろんその場で飲む水くらいは大したことありませんが、
走行用の水を作るのに何リットルもろ過するとかなり疲れます。
あと
完全乾燥させないとカビます。
特に日本の様な湿度の高い国では気を付けましょう。
日本では災害時にあると安心ですね。
でも正直、水が綺麗でそのまま飲める日本のアウトドアシーンでは
使う機会は少なそうですよね。
ですが災害時に持っておくと役に立ちそうですよね。
余談。MSRトレイルショットマイクロフィルターが凄そう。
この記事を書いていて、メーカーのHPを調べたのですが、
今は驚異的な小ささと軽さを兼ね備えた浄水器があるのですね。
それは
トレイルショットマイクロフィルターと言って
僅か142g。サイズが14×6.3cmとポケットに入ります。
そんなコンパクトなのに2000リットルの水をろ過できます。
もちろんフィルターは交換できます。
握りしめてろ過するので、私の様な使い方をするのであれば
ミニワークスEXの方がいいと思いますが、
日本でサッと使うなら、こっちの方が便利かもしれませんね。
・・・欲しい。