こんにちは。昼間です。
自転車旅にせよ、バックパック旅にせよ、旅と登山ってとても相性が
良いと思います。
登山も特別な景色を見れる旅行みたいなものですからね。
もちろん登山の技術が必要な山は別ですが、
海外でのアクティビティとして、僕の様な素人でも登れる登山って人気なんです。
今日はその中でも憧れの大陸最高峰登山の話です。
高い?安い?10万円でアフリカ大陸最高峰
まずキリマンジャロの基本情報からですね
キリマンジャロ基本情報
5895mもの高さを誇り、火山及び山脈に属さない山としては
世界最高峰の山になります。
ケニアとの国境に面する位置にあり、ケニアの首都ナイロビから南下ルートを取っているとキリマンジャロ登山の拠点の町であるモシを通るので
旅の途中でも非常にアクセスしやすいです。
自転車でもアクサスしやすいのが、非常に有難いですね。
特別な登山経験が無くても登れることで知られていますが、
山頂付近は険しく多くの人が高山病で苦しむというような山になります。
個人では登ることが出来ません
キリマンジャロは個人では登る事が出来ません。
必ずガイドを雇う必要があります。
その為に現地で登山をしている旅行会社を見つける必要があります。
もちろん事前に調べておけばスムーズですが、
調べなくてもモシの町を歩いていると、
「キリマンジャロに登らないか?」と声が掛かりますので、
その中から選んでもOKです。
私は調べていかなかったので、町で声をかけてきた旅行会社で申し込みました。
ただその時の相場は必ず調べておきましょう。
どんなルートで登る?
いつくか上るルートがあるのですが、一番登りやすく山小屋や登山道が
整備されているのが、マラングルートというルートで(別名コカ・コーラルート)
4泊5日で登るのが一般的です。
当時私が申し込んだ料金は登山料と山小屋使用料で525ドル。
旅行会社に支払ったのが430ドル。トータルで約10万円ほどですね。
ちなみにガイドの他にポーター兼コックも同行します。
登山料は必ずかかる料金ですので、
ガイドとポーター兼コックまでついて、
4泊5日で430ドルならかなり安いなという内容でした。
ちなみに登山道具は全て料金に含まれているので、無料でレンタルできます。
もちろん寝袋もレンタルできるのですが、
寒かったという意見も聞くので、寝袋かしっかりしたダウンジャケットは
持って行った方がいいかもしれません。
私は自転車旅で使っていた3シーズン用の寝袋でとても快適に眠れました。
山小屋のクオリティ
意外でしたが、ハットと呼ばれる山小屋のクオリティはかなり高くて驚きました。
正直大部屋で雑魚寝かなと思いましたが、4人~5人部屋でちゃんと個人の寝床があり山小屋としてはスペースは充分でした。
ご飯のクオリティも高い
写真は朝食時ですが、夕食はパスタやスープ、ご飯などもでてボリュームたっぷりで
美味しかったです。
またハットについたら桶に顔洗いようのお湯が用意され、ティータイムと言って
おやつも出してくれて至れり尽くせりです。
キッチン。料理はすべて作ってくれます。
荷物はポーターが持ってくれます
食料はもちろん、自分の個人的な荷物も持ってくれます。
登山中に自分が背負う荷物は行動職と、水、防寒着くらいを
持つだけになりますので、
体力に自信が無い人でも、登る事が出来ます。
大きな荷物を持ってもらうのは、若干気が引けますが、
彼らの力は凄まじくガンガン登っていきます。
登山のスケジュール
1日目から3日目は1日につき約1000m標高をあげます。
3日目のキリマンジャロ全容が見えた時の感動は素晴らしいものがありますよ。
4日目に山頂へアタックします。この日だけは結構大変です。
深夜0時にヘッドライトをつけて登山開始です。
傾斜は急で足元も悪く足を取られながら、なんとか登っていきます。
登頂後は一気に下ります。
4日目の明け方に登頂しました。
朝日と氷河と見下ろす絶景は本当に感動しますが、
感傷に浸る時間もおやつタイムもなく、記念写真だけ納めたら
すぐに下山を開始します。
帰りは本当にガンガン下るので、下りの方が大変でした。
最後は必ずチップを
登山口まで下りてきたら、チップを渡して終了です。
日本人にはわかりずらいチップ文化ですが、必ず渡しましょう。
何故なら、
旅行会社に支払った450ドルという料金を考えると、
ガイドやコックに支払われる人件費は本当に微々たるものだと
想像できます。
これも相場がありますので、事前に調べておきましょう。
結論
登山費用としては単純に考えると10万円は確かに高いですが、
登山費用とクオリティを考えると、むしろ割安感があります。
そしてなにより、アフリカ大陸最高峰のキリマンジャロに登ったという
経験が10万円ではとても買えないと思うからです。