もっと気軽にアウトドア

自転車で世界一周した父が、家族のために気軽なアウトドアに奔走します。

象やライオンのテリトリーを走る。サイクリング × サファリ × アフリカ

こんにちは。

ひるまです。

 

今日はアフリカでの自転車から野生動物をみる方法をご紹介します。

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自転車から野生動物を見る方法

アフリカなんて普通に道走っていればライオンや象なんかその辺にいるんじゃないの?

 

私は実はそんなことを思っていました。

 

ですが、実際は自転車から野生動物を観れるエリアはかなり限られます。

 

そして一般的に野生動物を見るにはゲームドライブと言う

サファリツアーに申し込み、かなりオープンエアなジープに乗って野生動物を見に行きます。

 

僕の走行した国では

ケニアのマサイマラ国立公園や

タンザニアセレンゲティ国立公園、ンゴロンゴロ自然保護区など

世界的にも有名な国立公園がありました。

 

ですが、今日は楽しくて怖い自転車で行くサイクリングサファリを

ご紹介します。

 

タンザニア。ミクミ国立公園

私が初めて自転車からアフリカの野生動物を観たのが

タンザニアのミクミ国立公園でした。

 

このミクミ国立公園は、国立公園を貫くように幹線道路が延びています。

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東アフリカを旅しているのであれば、ほぼ確実に通過します。

 

ここで

キリン・シマウマ・バッファロー・ヒヒ・インパラなどに出会うことが出来ました。

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公園内の国道の全長は約50キロ。

公園内で日暮れを迎えないように気を付けましょう。

 

また幹線道路なので、料金は無料ですが止まって写真を撮っているところを

レンジャーに見つかると、

通過ではなく、入園とみなされ入園料を請求される事もあるそうです。

 

 

ボツワナ

ボツワナ北東部のカサネと言う町から

ナタ→マウンのエリアは野生動物がとても多いです。

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ここはトータル約600キロの無人地帯になるので、

ほぼ必ずどこかで野生動物に出会えます。特に象が多いエリアなのです。

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自転車から象やシマウマ、ライオンなんて見れたら楽しそう。

 

でも理想と現実は違います。

 

サイクリングサファリ理想と現実

ここでは象は数頭みましたし、シマウマの群れも観ることが出来ました。

 

ただ、休憩ポイントには

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ここは野生動物のエリアなので、襲われたら自己責任で

と言う標識があったり、

 

トラックのドライバーから

 

「ここはライオンやヒョウが多いから止まらない方がいい」

 

とか

 

途中のナタの町では、マウンへ行くと告げると、

 

「この先もライオンやチーター、バッファローが多いぞ!生きていけよ」

 

なんて、まるでゲームのなかのセリフの様なアドバイス

現実世界で本当にもらったりします。

 

サイクリングサファリ最大の問題点

 

そして最大の問題は

どこかで必ず野宿をする必要があるという事です。

 

日中であれば、野生動物に襲われたとしても車が助けてくれる可能性も

ありますし、そもそも日中はそこまで活発に動物が動いているとも思えません。

 

問題は夜。

野宿をするときです。

 

これが本当に恐怖です。

 

どこまで走っても象のテリトリーから抜け出さず、

大きな糞がゴロゴロとある場所でテントを張るしかなく、

もし象やライオンが現れたらと

思うと本当に怖かったです。

 

テントを張った翌朝走行約10分で路肩に象を観ました。

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野宿ポイントが少しずれていたらと思うと、本当に恐ろしいですね。

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毒蛇にも注意が必要です

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アフリカ。コブラいます。気を付けましょう。

私は走行中に一度だけコブラに遭遇しました。

 

私も驚いたのですが、コブラはもっと驚いたようで、

鎌首を持ち上げて威嚇されました。

 

一瞬写真を!と思ってすぐ考え直しました。

 

コブラには毒を飛ばす種類もいると聞いたことがあったからです。

 

充分に距離を保って、かわしましたが、

あれが野宿の時だと思うと恐ろしいですね。

 

まとめ

理想と現実は違いますが、

やはり自転車から観る野生動物は特別です。

 

自転車から初めてキリンを観た時も、ジッとこちらを観察してきた後に、

サッと身を翻してブッシュの奥に消えていきました。

 

その動きは僕の知っている動物園のキリンとは全く違う物で、

信じられなほど軽やかで、そのまま空に飛んで行ってしまうんではないかと

思わせるくらい美しかったです。

 

コロナが落ち着いたらサイクリングサファリに出かけてみては

いかがでしょうか?

 

 

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