こんにちは。
ひるまです。
今日はウズベキスタン走行について振りかえります。
GWも感染拡大防止で、どこにも行けそうにありませんが、
いつか行ける日を夢見て
ウズベキスタンの魅力
私はウズベキスタンが大好きで、コロナが収まったら
今度は子供を連れて、絶対にまた訪れたい国の一つです。
その魅力的な反面、自転車で走るにはちょっと特殊な国だったのでそれも
書いていきます。
観光大国ウズベキスタン
ウズベキスタンはとても魅力ある観光大国です。
旅に慣れた長期旅行者も、日本からそれこそGWで短期旅行を楽しむにしても
ウズベキスタンはとってもおススメなんです。
特にサマルカンド、ヒヴァ、ブハラなどの都市は
シルクロード時代の面影を残すというよりも、
城壁をくぐると、本当にシルクロード時代にタイムスリップしたかのような
感覚になるくらい、そのままが残っています。
当時のキャラバン隊が砂漠を越えて、このオアシスにたどり着いた時に
感覚がありありと思い浮かびます。
物凄くフォトジェニックな都市ばかりです。
お土産物が充実
ウズベキスタンはお土産物が充実しています。
自転車旅なので基本お土産は何も買いませんが、
ウズベキスタンでは久しぶりにたくさん買い物をして
日本に送りました。
伝統刺繍のスザニ。壁掛けやクッションカバーなど
ブハラは刃物で有名な町
焼き物も多く売っていて見るだけでも楽しい
人がいい
ひとがいいって結構月並みな評価なんですが、
私が観光でバスに乗っている時こんなことがありました。
バスで老人や体の不自由な人に席を譲ったり、
介助してあげる国は他にもありましたが、
この国では女性にもとても優しいんです。
バスでは自分より少しでも歳が上の人だと思ったらすぐに席を譲り、
男性は女性にもスマートに席を譲っていました。
それが日常風景で、大丈夫だからと断ることもなく、
席を譲られた人も自分より不自由だと思う人が居たら、すぐに席を譲ってあげていました。
そんなバスの光景は衝撃で、世界中でこのウズベキスタンでしか観たことのない風景でした。
僕も乗ってきた40歳くらいの女性に席を譲るとありがとうと微笑まれ、それだけでウズベキスタンが大好きな国になりました。
休憩はスイカかメロン
ウズベキスタンに限った話ではありませんが、中央アジアの夏は果物天国です。
商店に売っているジュースはあまりクオリティの高くない国なので、
休憩の度にスイカやメロンにかじりついて
水分補給をしていました。
ウズベキスタン走行の『影』の部分
入国審査が厳しい
ウズベキスタンは入国審査が非常に厳しいです。
詳しく書いてあるブログはこちらです。
厳しいですが、賄賂とかは無いので、
時間はかかりますが問題なく入国できます。
レギストラーツィア問題
これが自転車旅の最大の問題です。
レギストラーツィア(以下レギ)と呼ばれる外国人の滞在登録をしなければならないというソ連時代の風習の名残の制度です。
と言っても登録は宿側がやってくれるので、
私たちは渡されるレギ(レシートの様な紙)を失くさず持っているだけでOKです。
宿が手続きしてくれるので面倒な事はありませんし、観光地を周る限り問題ありません
。
問題は自転車旅の道中で利用するような地方の安宿なんです。
そもそも外国人の宿泊を考えれらて無い為、このレギが出ない宿も多くあります。
そして野宿がメインの自転車旅にはかなりやっかいなルールになってきます。
レギのルールに基づいて宿に泊まってもレギが無いとは制度が既に形骸化している
気もするけど、
レギが無かった場合罰金が10万円以上との話も聞いて事があるので戦々恐々です。
仕方なくウベキスタンに関してはレギの出る宿になるべく泊まりましたが、
どうしても野宿を避けられない日もありました。
不正をしているわけではないので、しっかりと訳を話そうと思っていたのですが、
出国審査ではレギのチェックは無くすんなり出国できました。
ちなみにですが、
仕方なく友人宅などに泊まる場合は最寄りの警察署に出向き滞在登録をしなければいけないらしいです。
ただその手間を考えると、
ウズベキスタンでは、やはりホテルに泊まった方が賢明だと思います。
パスポートの携帯義務が厳しい
最後はパスポートの携帯義務が他の国より厳しいという事です。
警察に職務質問され、パスポートが提示できなければ警察署に
連れていかれるなんてことも聞いたことがあります。
特に首都のタシュケントの地下鉄では頻繁にチェックを受けるという話を聞きました。
それなら肌身離さず持っていれば問題ないありませんよね。
ただ自転車旅や長期旅行だと
ビザ申請があります。
近隣諸国へ行くビザを申請中は大使館にパスポートを
預けなければならない国もある為、
出来るだけタシュケントでのビザ取得は避けた方が無難に思います。
まとめ
こんな『影』を書くと、ウズベキスタンなんて走りたくないと思われるかもしれませんが、
乾燥地帯や砂漠をカラカラになって走り、当時オアシスであっただろう
街に辿り着いて、疲れをいやしたとき
当時のキャラバン隊の証人もきっと同じ気持ちだったんだろうなという
感覚に浸れます。
エキゾチックな香り漂うウズベキスタンに是非行ってみては
いかがでしょうか?