こんにちは。ひるまです。
今日はエベレスト街道トレッキングを実際の歩き方を
書いていきます。
エベレスト街道トレッキング。実践編
セスナでカトマンズからルクラへ
トレッキングの拠点であるルクラへは
カトマンズから近隣の町までバスで行きそこから数日掛けて歩くという事もできますが、
やはりセスナで向かうのが一般的です。
このルクラの空港が既にヒマラヤの山奥にあり、
小型のセスナが着陸する場所は急峻な山の中腹に作られた
わずかばかりの滑走路なんです。
実際の滑走路の長さは460mしかないらしく、しかも傾斜しているます。
この傾斜を利用して減速と加速を行っているのですが、
どうみても山に突っ込んでるようにしか見えなんですよね。
実際に事故も多く世界一危険な空港とも言われています。
祈りましょう。
この空港を一歩出るとフリーのガイドや荷物を運ぶポーターが
ものすごい勢いで声を掛けきます。
こういう所のガイドは信頼できないので、
きっちり断りましょう。しつこい事はありません。
ルクラをスタートするとまただま背の高い木々の間を
谷沿いに標高を上げていきます。
時折見える雪を抱いたヒマラヤがどんどんと近くになっていき、
歩きだして2日目にはナムチェバザールが見えてきます。
トレッキングにはトレッキングポールがあると楽です。
てかこんなに安くて評価が良いのがあるんですね。
ナムチェバザールへ
ナムチェとは、かつてチベットとの交易で栄え、
シェルパの里として冒険家植村直巳さんの本や、
エベレスト遠征隊の本には必ず登場するのがここナムチェバザールでした。
すり鉢状に斜面にへばりつく様に家々が立ち並び、
山々が見下ろすように取り巻いており、
今日も世界中からトレッカーが集まってくるので、
自動車道路がないとは思えない程、発展した街になって賑わっています。
ナムチェからエベレストベースキャンプへ
ナムチェからもしばらく集落を繋ぎながら標高をあげていくんですが、
だんだんとトレッカーの為に作られたロッジのみがある集落へとなっていきます。
傾斜のきつい箇所もありますが、問題なく登れます。
視界が常に開けているので、圧巻の風景がいつまでもいつまでも楽しめます。
ひとつ注意するとすれば、
ハイシーズンの標高5000m以上の宿は数も限られて
物凄い込んでいるので、のんびりしていると部屋が取れない可能性があります。
こういう時にガイドがいると先に行って部屋を確保してくれたり、もともと予約していてくれるそうなんですが、
もしもガイドを雇わずに個人で登った場合
とにかく朝早く出発して
いち早く部屋を確保する事をお勧めします。
私たちも早朝から登り午前9時には部屋を確保していました。
ルートの分かりやすさ
エベレスト街道のメインのトレッキング道は
登山客も多く道もわかりやすいです。
ただ、現地のシェルパ族の生活路なので、もちろん違う村へいく分かれ道もたくさんあります。
地図と標識で大体わかりますが、
それでも不安な場合は、他の登山のパーティーのガイドに質問すれば、
親切に教えてくれます。
ロッジのクオリティ
車のないヒマラヤの山奥とは思えないほど、
ロッジのクオリティは良くコスパも高いです。
(あくまで山小屋なので、過度な期待はしてはいけませんが)
2014年当時の情報で申し訳ありませんが、
1泊100円から200円。
5000m以上になると300円くらいの値段でしたので、驚異の安さでした。
ちなみに山小屋と言うと雑魚寝をするイメージがありますが、
部屋はほぼ個室でとても快適です。
ただし暖房は、ロッジの食堂のみになるので、
寝袋や防寒着は冬用の装備で行きましょう。
食事のクオリティ
基本的に3食ロッジの食堂で食べます。
この食事のクオリティも素晴らしく、ご飯はとても美味しんです。
ダルバートと呼ばれるネパールの家庭料理
(ご飯と豆のスープとカレー味の野菜のセット)
フライドライスやヌードルはもちろん
ピザやパスタまで様々なメニューがあります。
料金は300円から500円程でした。
ダルバートはおかわりも出来るので、最高でした。
WI-FIについて
ロッジによって異なりますが、
有料で使えるところが多かったです。
山でわざわざネットを使う事もないとは思っていたのですが、
たまたま登っている時に、違うルートで雪崩が起きなくなる人も出た事故になり、
日本でも報道されたようでした。
そんな状況でしたので、料金を払って使わせてもらい
日本の家族に連絡を取りました。
標高が高い地点+大勢が使っていたからか、1本メールを送るだけでも
苦労しましたが、便利な世の中になった事を実感しました。
高山病について
トレッキング計画では1000m上げるごとに1日高度順応日を設けて、
ゆっくり上がって行く事にしましたが、妻が4100mのロッジで高山病になりました。
頭痛、吐き気、激しい下痢が続いた為、
翌日すぐに標高約3700mのロッジまで下げました。
日雇いでロッジの従業員をポーターとして雇い、妻のバックパックを持ってもらいました。(1500円程度。場所や時期によって異なります)
荷物を持ってくれた女の子。
流石にこれでは登山続行は無理でとにかく標高を下げようと思っていましたが、
その後嘘の様に回復しその翌日には再び登り始めることが出来ました。
たった400m下げるだけであれだけ苦しんでいた症状が全くなくなったことが
本当に驚きだったのと、改めて高山病の怖さを思い知らされました。
高山病を発症してしまうと標高を下げるしかないので
登山計画は余裕を持って行ってください.
事前に知っていた高山病の症状は、
頭痛、吐き気、食欲不振、風邪の様な症状が出る。
予防するには水を沢山取るとか基本的な事しか知りませんでした。
この時妻がが高山病になり、色々調べてみました。
【予防について】
◆水分を沢山取る
◆アルコールは取らない
◆満腹になるまで食べ過ぎない。
◆昼寝をしない。食後睡眠まで2~3時間あける。
◆1日にあげる高度は800m位まで。高地順応日をつくる。
丁度高山病になる直前ダルバートをたらふく食べて、昼寝をしました。
反省です。
【症状について】
◆頭痛、吐き気、食欲不振、風邪の様な症状(咳、発熱)のほかに、
激しい下痢。 悪化させると死に至ります。