こんにちは。ひるまです。
今日はアメリカの国立公園走行
ホワイトサンズ国立公園
ホワイトサンズ国立公園とは
ホワイトサンズ国立公園と聞いて、すぐにイメージできる人は少ないのではないでしょうか
グランドキャニオン、イエローストーン、ヨセミテなどと比べると
実際私も走る直前まではこの公園の存在を知らずに
近くを通るのに危うく通り過ぎるところでした。
ところが実際は
「世界にはこんな場所があったのか!?」と大感動したのでご紹介します。
ホワイトサンズ国立公園とは
以前は国定公園でしたが、2019年に国立公園に格上げされました。
アラバスターという雪花石膏で、通常は雨などで流されてしまうのですが、
この一帯は川が無いため、鉱物が結晶化して長い年月をかけて風化浸食され
現在の白砂漠が出来上がったそうです。
エジプトでも「白砂漠」を見ることが出来ますが、
規模としてはホワイトサンズの方がはるかに大きいものでした。
広さは約581㎢。東京都の約4分の1の広さです。
広大な砂漠になりますので、アメリカ軍のミサイル実験場や
人類初の原爆実験が行われた場所でもあるそうです。
ホワイトサンズへのアクセス
メキシコとアメリカの国境で
エルパソ ~ シウダーファレス間の国境を使うのであれば
近くを通りますので寄り道できます。
ですが、アメリカ縦断をする人の多くは素晴らしい国立公園が連なる
グランドサークルを走りそのまま南下する事が多いので、
意識しないと走れません。
ちなみにバックパッカーの方の行き方は
公共の交通機関が無いため、レンタカー一択になります。
ホワイトサンズの料金
入口にビジターセンターがあり当時数ドルの入園料を払いました。
当時は安くて気軽に入れる印象でしたが、
現在は、国立公園に格上げされた影響からなのか
値上がりしていました。
- 車一台25ドル
- 一人につき15ドル
- バイク一台20ドル。
HPには自転車の表記はなく何とも言えませんが、
恐らく15ドルになるんじゃないかと。
結構値上がりしましたので、がっつり楽しみたいですね。
ホワイトサンズの走り方
園内には12キロを走れる道路があります。
自転車や車で砂漠を走れるのかと言うと
道路であれば砂があっても、引き締まっておりとても走りやすいんです。
雪のように白いのに全く滑らずに自由に走れる経験は
生まれて初めてでした。
自転車の場合園内での補給はかなり厳しいので、
特に高温期には水や食料を多めに持ってください。
公園内で補給は出来る?
公園内では補給は出来ません。
確かビジターセンターには簡単な軽食や飲み物くらいはあったと思いますが、
最寄りの街でしっかりと買い出しをしましょう。
写真は公園内で優しい韓国人ファミリーに差し入れとして頂いたものです。
野宿は出来る?
国立公園内なので、泊まる際はキャンプ場を予約しましょう。
何カ所かあるそうなので、ビジターセンターで予約しましょう
私はビザがギリギリだったのでキャンプはせずに先を急ぎましたが、
月明りで真っ白に浮かび上がる砂漠にテントを張るなんて素敵ですよね。
見どころ
正直、どこまで行っても白い砂漠なので、
『特にここを見てほしい!!』という所はありませんが、
この広大な石膏砂漠を自転車で走ること自体が
最高に楽しいんです。
車の人様にところどころに駐車場があり、
砂丘をあるけたり、サンドボードを楽しんだりすることが出来ますが、
もし自転車で行った場合は、
好きな所で自転車を止めて、白い砂丘を独り占めできるのが
最大の魅力だと思います。
ホワイトサンズの注意点
そんな素敵なホワイトサンズですが、注意点があります。
- 2月~5月 強風
- 5月~8月 高気温
- 7月~9月 暴風
砂塵嵐で視界が遮られるのはもちろん、強風で歩いてきた足跡が
消えてしまうので、そうなんのリスクが高まります。
ガラガラヘビやサソリなどの有毒生物もいるので、
そこにも注意が必要です。
また遠近が狂うので車との接触事故には特に気を付けましょう